今日も敵軍を退けて帰還するソニック達。
「ケイン。・・・準備の方は?」
「OK。いつでもいいよ。」
「んじゃ、実行は来週の午前2時。予定通り、ぬかりなくやれよ」
「了解」
ソニックの言葉に素直にうなずく各員。
絶対に作戦を成功させてやる―
彼らの胸の中にはその信念しかなかった。
Symphony hatred 2
11月12日、午前1時50分。
見張りや訓練中の兵士以外は寝静まっている。
「まずは、内部をかき乱す。敵兵力をここで一気に削るぞ」
「残り20秒切ったぜ」
全員が、心の中でカウントダウンした。
これからやることは、絶対失敗できない。失敗すれば、即、死刑。
「5,4,3,2,1・・・」
途端、鼓膜を突き破るような爆音が当たりに響いた。
突然の出来事に慌てる兵士達。
「敵襲だ! 各員、戦闘態勢に入れ!!」
ヴァンが声を張り上げる。
慌てて兵士達が持てる限りの武器を取り、ヴァンの指示された方へ向かう。
「予定通り、敵が一点に集中した。・・・スティーブ!」
「あいよ」
スティーブが手元のスイッチを押した。
兵士達が密集していたところが爆風に包まれる。
余計パニックになる。
「ふん。いい気味。」
それでも、まだ敵は100人近くはいる。
それらはある程度階級も上で手強い相手だが、上手く罠にはめれば倒せる。
「おーい。ソニック。そろそろアレ落としていい?」
ケインが何かの催促をする。
「ああ。派手にやってやれ!!」
「オッケー♪」
一人戦闘機に乗っていたケインは、戦闘機の下部から何発もの爆弾を投下する。
軍基地はこの空爆でほぼ壊滅状態になった。
まだ何人かは生きてはいるが、基地が炎に包まれたのでは、到底生還できないだろう。
「作戦完了♪ さて、あの要求を国家に突きつけてやるか」
「だな」
彼らの計画は、まだ始まったばかり。
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||