頭脳と体力を存分に活用し、レベル2を突破したソニック達。
しかし、彼らはまだ、影に潜む陰謀を知らない―














             Symphony hatred 4














防衛網レベル3は、何とも厄介なゲリラ軍団だった。
地雷がまんべんに敷き詰められ、ちょっと動こうものなら起爆し、他の地雷に誘爆する。
それでも相手は近くの壁やら土嚢やら駆使して空中から銃を撃ってくる。
おまけにどこに地雷があるか覚えているらしく、奴らが行くところ全てに地雷はなかった。

「あーウゼェ!! この地雷さえなけりゃ皆殺しなのに!!」

スティーブが業を煮やして動こうとする。
それをヴァンが手で抑える。

「落ち着け! ここで動けば死ぬのはお前だ!」

「このまま動かなくても死ぬっつーの!」

「慌てるな! 奴らの動きをよく見て、地雷の位置を判断するんだ!」

威嚇の銃弾をヴァンが撃ちながら、敵一人一人の動きをじっと見つめる。
そして、新しい弾倉に変えたヴァンが、遂に動いた。

そして、無線で何やらケイン話しかけてる様子だったが、空中の爆音が激しく、会話の内容は聞き取れなかった。

そして、地上に落ちる黒い影。それは、爆弾だった。
ケインの戦闘機が投下した爆弾が大爆発を起こし、近くの地雷に誘爆する。
ソニックとスティーブは物陰に隠れることで被害を受けなかったが、ヴァンが心配だ。
今は誘爆により地雷が無くなったので安心してヴァンを捜すことが出来た。































「ヴァン! ヴァーン!! どこだ! 死ぬなぁぁ!!」

土に瓦礫をかき分け、必死にヴァンを捜す。
しかし、ヴァンの姿はどこにも見当たらなかった。まさか―
そう思ったときだった。

「全く。秘密兵器が完成したという今、反乱を起こすとは。愚行もいいとこだな。ソニック少尉」

冷ややかな声でそう告げたのは、グランディス軍中佐のアラン・ブルーノ。ここ数年で頭角を現し始めたという噂の、若手軍人。

「貴様達は今ここで反逆罪として身柄を拘束する。抵抗すれば、命はない」

雑魚が言えばただの脅し文句だが、こいつが言うと本気に聞こえる。
いや、実際本気なのだろう。火の粉が飛び交う戦場の中、寒気がするのは何故だろう。

「では、来て貰おうか」

「・・・・・・・・・・中佐様が、何でこんなレベルの防衛網に来るのかねぇ?」

スティーブが、挑発8割の言葉を投げつける。アランの表情が険しくなった。
実は彼、この間誤って空爆で陸上の歩兵達を敵味方関係なく吹き飛ばしてしまったのだ。
それで今、左遷されてしまったことをアランは気にしていた。

「貴様、もっと罪を重くされたいのか?」

「どうせ一発死刑だろ? 何やったって結局一緒じゃん」

そして、銃口をアランの方へ向ける。

「レベル3に出るほど左遷されて暇なら、相手になるぜ?」

慌ててソニックもハンドガンを取り出す。
さっきのスティーブのあの言葉でようやく元気が出た。どうせ死刑なら、もう何も怖くない。

「貴様達、死んで後悔するなよ」

数段低い声でそう言われても、寒気も何も感じない。

「ハッ! 返り討ちにしてやるよ!!」

そして、ソニック・スティーブの二人と、アランの熾烈な戦いが始まった。










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