強敵アランを突破し、レベル4にたどり着いたソニックとスティーブ。
それは、これまでの比ではない程の猛攻の嵐だった。
戦車の砲撃、歩兵の重火器、先程から絶え間なく続く空中からの攻撃。状況はどんどん悪化していった。

























                Symphony hatred 7





























「ケイン! どうした!! 応答しろ!」

さっきから何度も通信を試みているのだが、全く応答しない。
まさか、という考えが嫌でも湧いて出る。

「・・・・・これで、ケインは頼れなくなったな」

ヴァンとの通信に失敗してスティーブが、無線をポケットに突っ込む。
やがて、何か決意したように、スティーブが弾を装填し、安全装置を外す。

「俺が暴れて敵を陽動する。お前はその隙に先に行け」

「否」と返事を返そうと思ったが、言うより早くスティーブが駆けだした。
こうなったら先に進むしかない。ソニックも弾を確認し、動く。

「邪魔だ! どけぇっ!」

邪魔な敵を全て排除して、戦車の砲撃をくぐり抜ける。
次のレベル5を突破すれば、防衛網は全て突破したことになる。



























これで残ったのはソニック一人。無心で敵を倒しつつ、着実に最後のレベル5へ向かって行った。



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